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2024.11.07

「緑の募金の森」で本数調整伐作業を実施しました

旭市神宮寺浜にある「第2緑の募金の森」は、海岸防災林再生活動のシンボリックなフィールドとして、県民(緑のサポーター)や多様な企業・団体の皆さんが集まり、協働して保育作業を行うなど特徴ある森づくりを行ってきましたが、植樹から7年目を迎えました。

現在、マツの生育は良好で樹高3mを超えるまで成長し、伸びた枝が相互に混み合った過密状態にあり、いよいよマツ林の間伐にあたる「本数調整伐」による密度管理に取り組む段階になっています。

 

令和6年11月6日(水)の作業では、松くい虫で新たに枯損した被害木の除伐(図は緑の募金の森をドローン撮影したもので茶色になっている枯損木約36本を除伐・搬出)と、本数調整伐(図の赤線で囲った7区画で計27本を伐採・搬出)を行いました。

 

とても混み合っているマツ林に入って行う伐採・搬出作業は難易度が高く、相当時間がかかると予想していましたが、ベテランの方々が中心となってテキパキと作業が進み、予定どおりの時間に無事に作業を終えることができました。
皆さん、大変お疲れさまでした。

 

搬出されたマツは管理通路の両脇に山積みとなっていますが、この伐採木は県の事業でチップ化により適切に処理されることになっています。

 

九十九里海岸地域の海岸防災林の多くは、適切な本数調整伐が必要な時期を迎えています。第2緑の募金の森も、さらに一段と大きく成長していくマツの成長状況を確認しつつ、ボランティアの皆さんによる本数調整伐を千葉県と連携しながら行うなど、マツが大きく成長して公益的機能が十分発揮されるまで保全活動を継続していきたいと思います。
これからも皆さまのご参加・ご協力をお待ちしております。

今回参加された皆さん(46名)<敬称略>
千葉県みどりのサポーターの皆さん、千葉県土地改良事業団体連合会、(一社)千葉県観光公社、(特非)ちば里山センター、リンテック(株)千葉工場、朝生林業(株)、総武造園土木(株)、マルコーホーム(株) 、(株)ティ・エス・シー、日清紡ケミカル(株)旭事業所、ENVIRONMENT SURFBOARD&WETSUIT、大多喜ガス(株)、日本林業技士会千葉県支部、千葉県林業研究グループ連絡協議会、日本樹木医会千葉県支部

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