スタッフブログ
2025.11.12
「緑の募金の森」で令和7年度森づくり行事(本数調整伐作業)を実施しました
旭市神宮寺浜にある「第2緑の募金の森」は、海岸防災林再生活動のシンボリックなフィールドとして、県民(緑のサポーター)や多様な企業・団体の皆さんが集まり、協働して保育作業を行うなど特徴ある森づくりを行っています。毎年恒例の活動行事を令和7年11月7日(金)に実施しました。
現在、マツの生育は良好で樹高3mを超えるまで成長し、伸びた枝が相互に混み合った過密状態にあり、下枝の枯れ上がり防ぎ、適切な密度に導く「本数調整伐」や松くい虫被害木の除伐を行っています。本年度の活動では松くい虫被害木の除伐・搬出を23本、本数調整伐を35本計画しました。
松くい虫被害木は、被害拡散防止のため全て林外へ搬出し、追って県の事業でチップ化により適切に処理されることになっています。
被害木の中にマツノマダラカミキリの幼虫を発見。松くい虫被害は、マツノマダラカミキリが新成虫として飛び立つ際に、樹体内の大量のマツノザイセンチュウを体内に入れ運び屋となり被害を拡散します。
本数調整伐も、こうした密な場所がまだまだ多いため作業は大変です。
今回は予定していた開催日11月6日(木)が天候不良により、翌日に延期しての実施としたため、参加者は残念ながら半数近くになりましたが、皆さんの熱心な作業でほぼ予定通りに作業を終えました。今回も新たな参加企業、組織もあり、閉会時ミーティングでは感想を発表いただくなど、参加者間の交流も深めました。これからも大勢の皆さまのご参加・ご協力をお待ちしております。
今回参加された皆さん(24名)<順不同、敬称略>
千葉県みどりのサポーター、千葉県土地改良事業団体連合会、ちば里山センター、リンテック(株)千葉工場、マルコーホーム(株)、東庄県民の森、日本林業士会千葉県支部、(企組)千葉県森林整備協会、日清紡ケミカル(株)旭事業所、(一社)Cure Forest、大成建設(株)


